「日本建築」セミナー
- S.Yamauchi
- 6月23日
- 読了時間: 3分
私が「日本建築」セミナーを受講したのは、今から30年前の1997年(平成9年)4月からでした。当時私は40歳で九州旅客鉄道㈱で住宅事業部の社員として住宅等の設計担当として従事していた頃でした。当時私が師事していました恩師から、建築のことをもっと学びたいのであればと紹介されたのがきっかけでした。毎月一度九州の門司から東京の受講会場までわくわくしながら出かけた時のことを懐かしく思い出されます。今年70歳古希を迎えるに当たり、今一度当時受講した際の、各先生たちの講義資料、受講ノート、講義録音等から、自分なりにもう一度学び直す意味も含めて、講義録の一部をこれから何回に分けてご紹介できればと思います。
「日本建築」セミナーとは(会報1995年1月号No31:内田祥哉氏インタビューより)
「日本建築」セミナーが開講したのは1983年(昭和58年)。今年で13年目を迎えます。
受講生は建築にかかわるさまざまな職種の人で構成され、学校を出たばかりの若い人たちも目立ちます。(中略)セミナー発起人のお一人の内田先生におうかがいしたいと思います。
最初に、なぜ「日本建築」セミナーが始まったのかお聞かせください。
内田氏 発足の背景には二つのことがあげられます。まず、日本の伝統建築、つまり木造建築がどういうふうにできているのかということを知っている人が一方で減ってきたということ。(中略)大工さんはじめ、さまざまな職人さん達が伝え聞きながら技術を受け継いでいくのがだんだん不可能になってきた。それに対して、ここ10年くらいの間に歴史的な建造物の調査研究が進み、古い建築がわかってきたということがあります。(中略)もう一方で、学校教育、つまり大学教育あるいは高等専門教育の中では、コンクリート建築を伝えるのがようやくで、木造の伝統的なことまで伝える時間がない。ほとんどの人が卒業してからでないと勉強ができない。(中略)それを学校教育の中で無理ならば、生涯教育という形の中で伝えられるような方法はないのだろうか、そして膨大な文化財の修理報告書の知識を持っている人たちが、たんに学者として資料を集めているのではなく、もう少し実務的にその知識を分けて欲しいというのが、「日本建築」セミナー発足の一番大きな動機ですね。
以上の内田先生のお話から開講の意義に賛同して私も参加することに致しました。
下記に私の受講した基礎課程の年間講義スケジュールをご紹介いたします。そうそうたる各専門家の先生たちによる布陣に最初はとても驚きました。

次回は第1回目の私の受講ノートをもとに皆様にご紹介出来ればと思います。




コメント