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初秋 心の寺々を歩く 光を浴びる「龍願寺 奥院礼堂」

  • S.Yamauchi
  • 2024年10月10日
  • 読了時間: 2分

先日、大分県の宇佐から浅い山あいをわけいること二十キロにある、「龍願寺」に行ってきました。下の谷にはこの地区特有の石造アーチ橋がかかっている専用の駐車場に車を止め

小さな参道の階段を登ると龍願寺本堂がある。左手の山を曲折して登ること十数分,途中人力で彫られた岩山の同門をぬけ上りつめた所は三方岸壁に囲まれた行きづまりである。思わず息を呑んだ。突当りの大洞窟をふさぐかのように、柱間三間の奥の院(重文)が見上げられる。左右一杯に棚をかけたように高々と床がわたり、その下に柱が木の幹が並んだように建てられ、平屋根のように深い軒が軽く突出す。軽やかな白木造である。



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光を浴びる 美しい 龍願寺 奥の院 礼拝堂



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素朴なこの地区特有の石造の橋



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龍願寺参道入口



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本土左脇にある案内板




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 大洞窟に建つ 光を浴びる美しい礼堂


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 参道途中の洞門



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 礼堂前の岩肌一杯につくられた参道



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龍願寺 奥院礼堂 天平十八年(746)建立 国重要文化財(昭和二十九年指定) 

手前下に横たわる梯子は長さ約十メートル。

丸太半割りに多くの足掛りを刻みつけただけのもの、現在は通行禁止で迂回ルートにて。



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礼堂入口 軒の深い簡素で美しい礼堂(建物の規模がわかるように人物共撮影)




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礼拝堂内部 蔀戸の中は広々とした礼堂であり、その小暗いへやの奥だけは明け放しのままで、その先に洞窟を背にした三体の木造丈六仏が落ちついた光の中に安坐されていました。



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礼拝堂内部 光の中に安座される、薬師如来坐像(向かって右)阿弥陀如来坐像(中央)不動明王坐像(左)昭和二十四年国宝指定 天平十八年僧行基作と言われています。




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格子こしの阿弥陀如来 

外光が堂の屋根を超えて洞窟の奥に射し込み、上壁から反射して

仏さまに光を浴びせている。なんとすばらしい舞台効果でしょうか。まさに浄土界の再現である。(一文参考 藤島亥治郎氏 心の寺々より) 



 
 
 

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