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地相・家相のはなし 古来からの住居学

  • S.Yamauchi
  • 2020年6月12日
  • 読了時間: 2分

 古民家を再生する場合、当初建てられた間取りから、家族の形態の変化や、様々な経緯から間取りが大きく変更されているケースが多くみられます。文化財的な古い建物などからは、図面と一緒に家相図も保管されていることがあります。建設当時は、周囲の環境等考慮して、地相や家相に配慮してたてたのでしょうが、、、

 地相・家相の相とは物事の形に現れた様(さま)をいい、地相とは、土地の形状をいい、

家相とは家の形態をいいます。人々がすまいを建てる時には、敷地を選び、家の間取りや形態を考えて、なるべくすみよいようにつくることを、こころがけます。(地域によってはその間取りが共通化していることが多くみられますが)地相・家相はいわば、その指針となる

学をいいます。従って地相・家相は本来、科学的なものですが、従来の地相・家相はややもすると、非科学的な、こじつけによる迷信的なものが多かったことはいなめません。

また、地相、家相を意識しなくても、その時代の技術や制度、信仰、職業などや、すまいを建てる土地の気候風や風土に寄って、すまいも異なってきます。

 すみよいすまいとは、安全で、衛生的あるいは健康的に過ごせて、便利であり、快適なすまいをいいます。地相・家相学はそのような要素を具備させ満足させる学問、すなわち住居学といってもよいでしょう。

(参考文献 地相・家相大鑑 中村茂樹 著)







 
 
 

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